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日本とベトナムの歴史は古く8世紀にベトナムの仏教僧が鑑真の弟子として日本へ舞楽を伝えました。これが日・越関係の始まりとして広く知られています。同じ頃、中国・唐朝に仕えた阿倍仲麻呂がハノイに赴任したという史実も日本人がベトナムを近くに感じる一因となっています。近年における日・越関係はTPPやRCEPといったメガ協定に参加することによって東アジア地域を超えた広がりを持つに至り、また人材の分野でも関係は発達しています。日本側は人材不足問題を解消するために、2014年以降、多くの看護師・介護福祉士や技能実習生等を受け入れていて、今では日本の年間技能実習計画認定件数の過半数をベトナム人が占めています。このことからも日・越関係は信頼足りうる関係だと思われます。

結びに、かつて皇太子殿下（当時）は、「日本とベトナムは、コメを主食とし、箸を使い、漢字を取り入れる等の共通の文化や歴史を持っており、親しみやすさを覚えます。」（2009年2月5日の訪越会見）と、おっしゃりました。この親しみやすさは、きっと両国の誰もが首肯するものであり、日本に滞在する留学生のうち4人に1人がベトナム人であるという事実に表れていて、日本との歴史ある関係を今後も基礎として、持続的に発展していくことが見込まれます。

ベトナム人の国民性は非常に日本企業との相性が良いといえます。特徴を3つのポイントにまとめてみました。

Point:１　大変親日的です

ベトナム人は外国への就職希望者が多く、その中でも大変親日家が多く日本の国や日本人を尊敬、信頼しています。その為就業時の意欲が高く「受け入れたはいいけどモチベーションが低い」ということはほとんどありません。また、ベトナムの文化として「年長者を大事にする。」という特徴があります。

Point:２　向上心・向学心旺盛

ベトナム人は教育熱心で(最近は小学校入学前から英語を学ばせている親も多い)、新しい知識を貪欲に吸収しようとします。自分自身の価値を高めることを至上命題としているようです。前向きな性格の国民性であるため、皆一生懸命に取り組んでいます。

Point:３　器用で勤勉、協調性もある

一般的な認識ですと外国の方は個人主義が多い印象ですが、ベトナム人は協調性がある国民です。また、本当に真面目な方が多く、日本企業とにおいても非常に相性が良いです。日本人と同様、細かい作業が得意であることが知られています。バイクや自転車などの機械修理も自分たちの手でやってしまうことも知られています。また、20代～30代が多く体力も充実していますので安心です。